消化器内科の看護師を続けていると、「看護師を辞めたい」と思う時が出てきます。外来中心の仕事だと、そのほとんどがルーチンワークであり単調な仕事です。そのためやりがいを感じられなくなったという看護師も見受けられます。

病棟看護師の場合、急性期症状で消化器内科へ運ばれてきた患者の吐血や下血が辛いと感じることもあるようです。また、投薬ミスや夜間の点滴交換の煩雑さなども看護師をやめたいと思えるほど辛いと感じるケースもあります。ルーチンワークから脱したいという場合は、スキルアップのために大きな病院への転職や資格取得のための研修を受けるなど環境を変えてみることをおすすめします。看護の臨床例も増えるため、学会発表などを見据えた看護研究にチャレンジする事もできるでしょう。また特定行為研修を受講し、医師の指示の元で特定行為ができる特定看護師を目指せば、スペシャリスト看護師として活躍の場が広がります。

投薬ミスなどインシデントと受け止められることで辞めたいと思った場合は、改善提案などを積極的に行いましょう。投薬確認は2人1組で行うなど改善をすることで気持ちが楽になります。患者の急性期症状が辛いと感じたなら、一旦現場を離れて環境を変えてみることも一案です。看護師を長く続けるためにはメンタル面を整えることも大切です。消化器内科以外の診療科へ転属を願い出ることを検討しましょう。もちろん、休職を願い出るほか、日勤専従など働き方をシフトすることも一案です。